toraの日記

Status: Compiling Data (Philosophy)...

シマノとタイムのビンディング総括

知り合いがちょっとビンディングペダルを選んでいるので自分が使ったことのあるシマノSPD-SLとタイムのXpressoを比較。 シマノSPD-SLはアルミボディのアルテグラ6700、タイムはXpresso4を使ったことがある。この2つを比較して利点と欠点をまとめようと思う。便宜上6700を"シマノ"、Xpresso4を"タイム"と略す。他のモデル(特にシマノデュラエース)だとここで書く欠点が克服されている場合がある。

剛性

シマノ

→ペダルを踏み込んでもペダル本体やシャフトが平気(!?)

→ガタがない。 

タイム

→シャフトにグリスをぬってもダンシング時に異音がでたりでなかったり。

→ペダル本体とシャフトとで少しガタがある。

耐久度

シマノ

→ペダルの裏を踏んでしまっても平気。でもすべってアソコをトップチューブにぶつけて後ろの車にひかれかかる。

→コーナーで地面にこすっても平気。

→長期間使ったことはないがカップアンドコーンベアリングの耐久度もよさそう。

→バネも長持ち。

タイム

→裏面踏んだりコーナーで地面にこするとチープな樹脂ボディのタイムはへこむ削れるetc.

→バネはカーボンリーフスプリングで寿命が短いのかね。

調整機能

シマノ

→スプリングテンションが多段階にわたって調整できる。

タイム

→3段階のみ。しかもかなり大雑把。しかもいじりすぎるとペダルがぶっ壊れます。(体験談)

→いじってまたこわすのが怖いから出荷時状態のまま使ってる。

重量

シマノ

→重い。比べるまでもなく重い。たぶん最新のカーボンボディモデルでも重い。

タイム

→超軽い。Xpresso4は値段がかなり低いのにデュラエースより軽いて・・。カーボンボディデュラエースは知らない。

ベアリング

シマノ

→カップアンドコーンベアリング

→結構長いこと慣らし運転しないとまともに回らない。

→長持ちしそう。

→言うほど良いベアリングではないと思う。ペダル重量でクルクル回ってるように感じるだけ。

→バラしてメンテできる。

タイム

→シールドベアリング

→シマノほどじゃないが慣らし運転が少しいる。

→慣らしが終われば超軽量ボディなのにちゃんと踏み面が上を向く。

→自分でバラせない。買い直しかメーカーに送るしかない。

つけやすさ

シマノ

→クリートのつま先をひっかけてから押し込むと装着。

→クリートのつま先がひっかかってない状態で装着すると外すのに結構力がいる。

→装着に力がいる。

→足元をみないと装着しにくい。見なくてもたまに成功する。

タイム

→面と軸を合わせたら勝手に装着って感じ。

→クリートのつま先がひっかかってない状態で装着しても軽くはずせる。

→装着に力がほとんどいらない。

→足元を見なくても装着できる。たまに失敗する。

はずしやすさ

シマノ

→かたい。立ちごけ注意。バイクが停車する前に外しておかないと怖い。

→使うクリートによって足を動かす角度は小さくなる。

タイム

→かるい。バイクが停車してから外すことを考え始めても間に合う。

→フローティング機能のせいで足を動かす角度が大きい。

→ダウンヒル中にはずれちゃう時がある。フォームによる。

クリート

シマノ

→低い。厚みがない。

→滑る。

→寿命タイムより少し長い?

→クリートポジションが上下であまりずらせない。

→クリートポジションが左右でずらせる。

→クリートが横に広い。といってもペダルへの装着面はタイムと同じぐらい。

→歩いてるとペダルにすべらせて装着する部分がボロボロになって装着感がおかしくなる。クリートが低いので石などでボロボロになりやすいのだと思われる。 IMG_1205_2014072402294550a.jpg

タイム

→厚みがある。

→シマノよりクリートポジションが上下に少し広くずらせる。

→クリートポジションが左右であまり動かせない。角度はつけられる

→クリートが縦に長い(!!!)

→クリートの位置調整がかなり楽。つま先側のワッシャーとクリートに調整ガイドがあるため。

→ペダルにすべらせて装着する部分が守られてる。

IMG_1287_20140724022935e20.jpg

フローティング機能

シマノ

→クリートを選ぶことによって調整する。

→足首をひねられる+左右に動く黄色、足首をひねることだけできる青、動かない赤。

→足が動いたら動きっぱ。左右の足で同じ位置でペダリングすることは難しい。

→フローティングというか固定されてる状態で位置が動かせますよ程度のもの。

→ペダルのバネのテンション調節で足の動かしやすさを決められる。といっても最弱でもかたい。

タイム

→フローティングという名の通りに浮いている感じがする。足がクネクネ動かせる。

→足を動かすと強くはないが元に戻ろうとする力が働く。

→ペダルのバネのテンション調節で足の動き方を決められる。といっても最高でも十分クネクネ。出荷時設定は最低。

こんなところか。タイムを使っていてシマノも悪くないのかもな~と思うことがあるがクリート調整のしにくさや着脱のしにくさやフローティング機能とかもろもろでタイムの方がいいなと思う。タイムの問題は耐久度か。ぜひタイムのビンディングをオススメしたいが作りのチープさや耐久度で責任を持ってオススメできない・・・。耐久度に目をつぶられてフローティングありがいいという人はタイムが( ・∀・)イイ!! ルックやスピードプレイもいつか試してみたい。