ペダリングについて
サイクリングコンピューターによると、私がロードバイクにのった時間が100時間を超えた。
そのほとんどはトレーナーつまり固定ローラーで過ごした時間だが、動かないがゆえにペダリングを意識できた100時間だった。
その中で見つけたペダリングのコツや注意点をまとめてみようと思う
回転型トルクは嘘
ネットでペダリングについて調べると、均一な力で回すようなペダリングを最適としている人が結構いる。
しかしこれは嘘。それどころか実現不可能である。
なぜなら、ペダリングは重力の影響を受けるから。
均一な力つまり均一なトルクで回すのはまず物理的に不可能なのだ。
目指すはプッシュアンドフロート
効率的なペダリングとは、効率的に力を加えられるペダリングのことを言う。
"効率的に力を加える"というフレーズには2つの注目点がある。
まず、"効率的に"という単語が2つ以上の力が存在していることを示す。
ようするにコスト/パフォーマンスだ。
足に入れる力がコスト、実際に自転車が進む距離がパフォーマンスということになる。
次に、"力を加える"というフレーズはペダリングのどこかで意図的にペダルを足で動かす必要があるということ。
最終的には足でホイールをまわすのがペダリングですよということ。
つまりどこかでトルクをかけなければ自転車は動かない。
この2点から、効率的なペダリングとは入れる力を最小で自転車の動力を最大にするペダルへのトルクのかけかたということ。
ではどのようにトルクをかけるのがいいか。
トルクをかける要因は主に2つある。足の力と重力だ(めんどくさいので慣性と空気抵抗は除く)。
足の力と重力が同じ方向へ力をかけるときに、最高効率のペダリング入力ができるのではないか。
よって時計の9時を進行方向とした場合のおそらく11時から7時までの間に一番強いトルクがかかる。
11時から7時意外、つまり6時から12時はどうすればいいか。
まず意識するべきはマイナストルクがかからないようにすることだろう。
足には質量がある。ちまたでいう引き足と呼ばれるものを一切使わなかったら質量分のマイナストルクが重力によりかかる。
これは、足をペダルの上でフロートさせる感覚に近い。
だから理想のペダリングはプッシュアンドフロートなのだ。
ビンディングという靴とペダルの固定具があるが、これはフロートを可能にするための機材なのだと思う。
フラットペダルでやるとペダルから足が離れる。
一方ビンディングなら多少引き足の力の入力に誤差があったとしても、ペダルから足が離れないからフロートさせることはできる。
筋肉によるメタペダリング
今回はペダリングをペダルのどの位置でトルクをかけるかというとらえかたをした。
これはふとももやふくらはぎの筋肉をどう使って足を動かすかという考慮が欠落している。
この部分を、メタペダリングと呼ぶことにする。
メタペダリングに関してはまだ研究中だ。
というか、エンジン(ライダー)の体格や筋肉の付き方にかなり影響されるのではないかと思う。
なので私なりの結論がでたとしても、それは他の人に使えるメタペダリングなのかはわからない。
重力加速度を考慮したペダリング
物理学は勉強したことがないので全くわからないのだが、想像で考えてみる。
重力が働いている方向と同じ方向へ力を働かせれば、重力×力が最終的な力になるのではないかと思った。
逆に、重力と真逆の方向へ力を働かせれば、力/重力なのではないかなと。
何がいいたいかというと、重力は力に対して和以上の効力を持っているのではないかということ。
この考えが正しいのなら、重力に従える場所でトルクをかけ、重力に逆らう場所でトルクをかけないことが大事となる。
重力加速度によって、ペダルに引き足を使うぐらいならマイナストルクをかけたまま逆の足でペダルを押した方がいいかもしれない。
専門的な知識がないからこれ以上はわからない・・。
ちゃんと調べてみようかな。