気分まかせの道選び
今日は朝から天気が良かった。
昼からは曇になったが、気温が暖かかったから外で走ることにした。
昨日少し登ったからできれば平坦道がよかった。
しかしあまりいいルートが見つからない。
とりあえず外をちんたら走って、気分まかせに道を選ぶことにした。
最初は良かった。
軽い上がり勾配があるだけで、気持ち良く走れた。
途中で2車線で路側帯がある道路にでた。
ケベック州は自転車は可能な限り右によって走ることとの法律があるから、路側帯を走っていた。
が、縦に泥に隠れたかなり長いクラックが路側帯にあった。
そこに23C前後タイヤがどちらもずっぽりとはまってしまい、完全にコントロールを失った。
このままじゃヤバイと思って少し無理にハンドルをきったら、そのまま転倒。
転倒の際に道路のレーンに体が飛び出してしまった。
この時うしろから車が来ていたらと思うとゾッとする。
転倒の際にフロントライトを路面に落としてしまったのだが回収が遅れた。
しばらくしてから通ったスクールバスがそのフロントライトを轢いていった。
いやまじで危なかった。
ケベック州では自転車は可能な限り右端ということになっているが、あれぐらいクラックがあるともはや走行可能ではない。
クラックが多すぎて常に自転車が飛び跳ねているようなもの。
今度からは素直に車道の右端を使おうと思う。
今になって思うと牽かれたのがもっと値段が高い心拍計つきのサイコンじゃなくてよかったなと思う。
少し走ってフロントをアウターに切り替えようとしたらチェーンがロック。
どうやらクラッシュした時にフロントディレイラーがななめになってしまったみたいだった。
ついでにSTIもななめになってしまっていた。
力技でフロントディレイラーを押していたらキュッっと音がして元の位置に戻る。
今回使ったアルミロードのフロントディレイラーはバンドオンなのだがどうもバンドそのものが動いてしまっていたみたい。
そしてまた走る。
あと2時間ほどで完全に日が落ちる。
ライトを失ったから、それまでには家に到着していないと暗くて危ない。
はじめての道だらけで方向感覚がない。
とりあえずガティノーパークというかなり大きい公園(1周150kmぐらい?)の看板があったのでそれを頼りに進む。
と、ガティノーパークの入り口で何かの作業をしているおじさんがいた。
そのおじさんに道を聞いてみるとどうもカナダがソチオリンピックで金メダルを取ったことでかなり興奮しているようだった。
どうも近くのカレッジで体育の教員をしているようで息子がロードレースの大会にでたりしているらしい。
彼自身も7台自転車を持っているとのこと。
オリンピックやロードバイクの話を20分ほどしていたが壊れたライトを見せて急がないとアピール。
とりあえず町の方角だけ教えてもらった。
どうやらそこからは下りらしい。
おじさんの言うとおり結構長い下りだった。
そこからは道なりに進むだけでバス停がぽつぽつと見えるようになってきた。
バス停イコール地図という認識なのだ。
そのバス停に止まるバスの番号とバスルートの地図で今いるおおまかな場所がわかる。
さらに進むと知っている道に出た。
というのも、ちょうど一昨日きた道。
ほとんど日が落ちたがどうにかライトをつけなくても大丈夫なうちに帰宅できた。
今回のルートはなかなか気持ちが良かった。
スタートからあまり急勾配がなく最後は下りで町に戻れた。
自転車道が使えない時期に平地を走りたかったらまたこのルートを使おうと思う。
ところで今回のライドはロードレーサーmk2フルフェンダーをアルミにつけて行った。
かなり良い感じだった。
いつも行ってる自転車屋でロードレーサーmk2を買った時に12ドル払って自転車屋の人に取り付けてもらったのだが、取り付けが間違ってた。
というか12ドルかかると言われたのは取り付けられた後。
作業を始める前に人件費かかるってちゃんと教えて欲しい。
それで取り付けが間違ってるとか・・。
前も似たようなことが何度かあったからカーボンロードバイクを新しく買うとなった時にその自転車屋での店頭買いを躊躇って結局ネットで買った。
あそこの自転車屋さんの偉い人達は信用できるんだが、末端になるとこういうことが結構ある。
近くにトレックとジャイアントを取り扱ってる別の自転車屋があるから、オルベアで何か問題があったらそっちに持って行こうかなと考えている。
そっちのメカニックの作業が信用できるか今のところわからないが、少なからず印象は悪くなかった。
とつらつら文句を書くのだが、私が前住んでいたモントリオールで初めて見たいわゆるプロショップはかなり悪い印象だった。
パッと見るからにバイトで何人か雇って流れ作業をこなしているような感じだった。
そこに比べれば今お世話になっている自転車屋はだいぶマシだと思う。
最初に見たロードバイクプロショップの印象が最悪だったから、1台目買うときに少し躊躇ってしまったふしはある。
ロードバイクにかぎったことではないが、自分でできることは自分でした方が精度が良い。