toraの日記

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TSSから見る適正走行距離

ここ数日走れた日は登りでも下りでもなるべくパワー280-300Wぐらいを維持しながら走るようにしている。と前から知っていたが気づいたことがある。それは、一日でだいたい2時間も走ったら十分なTSSが稼げるということ。 例えばこの前のライド。ガティノーパークまで行ったがサンクスギビングということで車が多すぎたので引き返して空港前のT&Tという中華スーパーまで行って戻ってきた。 Untitled_201410160537281d8.png Untitled_20141016053751cfa.png

まずは走行時間、走行距離、TSSに目を向けて欲しい。約2時間、54kmでTSS118も稼いでしまっている。TSSは150を超えたぐらいからオーバートレーニングになる。オーバートレーニングにならないよう少しマージンをとったとしてTSS120も稼いだらもう十分なトレーニングをしたことになる。つまり2時間以上走ったらオーバートレーニングまっしぐらなのである。

TSSはNormalized Power(NP)から計算されるから今度はNPとNPの計算に使われる元の平均パワーを見て欲しい。ライドを通しての平均パワーは221WでNPは267Wとなっている。NPはストップアンドスタートが多くなると高くなるみたいなので平均パワーとNPの差である46Wはその分で増えたと考えられる。ガティノーパークへ行ったから少し登りがあった点でNPが平均パワーから少し乖離しているが気にする程でもない。 意識的に280W以上をキープして走っていると2-3時間も走ったらトレーニングとして十分ということだ。距離にしていけても70km弱といったところか。つまり週末の100km超えロングライドなんかはパワートレーニングの観点からするとオーバートレーニングであり効率が悪いということになる。

ただこのオーバートレーニングという考え方がやっかい。疲れが翌日まで残るという意味でオーバートレーニングなのだと思うが、だったらロングライドをした翌日にトレーニングをする予定がないなら別にオーバートレーニングしてもいいということになるんじゃないか?だからTSS120稼いだらトレーニング完了というのは毎日走った場合に限られるということ。平日も2-3時間走るというのはなかなか難しいんじゃないだろうか・・。

この観点から理想の平日トレーニングを考えてみると、通勤通学で往復60kmぐらい毎日走ることなのではないかと思う。だがしかしジテツウチャリにチャリ本体よりも高いパワーメーターをつけてFTPの何%を維持とかなかなかやりたいと思えない。そして自分の家は大学まで往復でせいぜい15km弱なのである。あと冬になって雪が積もるといろいろとキツイ・・。