toraの日記

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環境問題ってそもそも問題じゃない件

今のルームメイトの一人が環境問題に関心があるらしくて、こっちはこっちでそれについて考えてみたりすることがある。でも、いくら考えても環境問題と呼ばれているものが解決するべき問題であるという結論にたどり着けない。環境問題を解決するべきだという主張は、妥当性がないのだと思う。

ちょっとわかりづらいから、何か例を使おう。どの例でも環境問題は問題じゃないと示せると思う。まずはとりあえず温暖化でいってみよう。環境問題を解決するべきだという主張は、温暖化を解決するべきだという主張ということになる。そもそも温暖化というのがどういう状態のことなのかはもちろん明確にされるべきなんだけど、そもそも何が問題なの?

温暖化、とりあえず地球の平均気温が上がることだとしよう。うーん、思い切って100度ぐらい上げてみる?で、これの何が問題なのか。地球の平均気温が100度も上がることの影響をまず書き出す必要がある。例えば、

1. 暑すぎて外で生活はできない

2. 食物が育たない

3. 海水レベルが高くなる

とかとか。でもそれ、地球の平均気温が100度上がるのが問題なんじゃなくて、1~3が問題じゃないの?1~3が個別に解決できるなら、平均気温の上昇は問題じゃないよね

問題解決という視点から見てみると、

1. 外が暑すぎるなら室内で一生を過ごすようにしよう

2. 室内で育つ食物を利用しよう

3. 地下に住もう

とか、かなりいい加減に解決策だしたけど、そういった対策を講じることができる。解決策は気温が100度上昇することに対してじゃなくて、その結果に対して行われていることに注意して欲しい。

地球の平均気温が上昇することはどう考えても問題じゃない。それは本当の問題に対する十分条件に過ぎない。環境問題ってのは、本当の問題の十分条件であって、問題そのものではないということ。

環境問題っていう造語が物事をややこしくしているように見える。本当は何が問題なのかを考えてから環境にまつわるプロジェクトに取り組んで欲しい。