toraの日記

Status: Compiling Data (Philosophy)...

15kmTT3回目/真円と楕円リングの利点 (分析)

ライドの記事でも書いたが、今回は真円39TインナーとQ-Rings53Tアウターで挑んだ。結果は前回より20秒短くなった。ライド記事の方でも簡単な分析のようなことをしているので、こっちでは今回良かった点と改善点をまとめる。 コースどり どうも15kmフルには走っていない気がする。自分はパワータップから送られてるデータで速度やケイデンスや距離を見ているのだが、これがまず信用出来ない。特に自分は25Cタイヤをつけているから、タイヤ外周が23Cよりも長い。よってホイールが一周した時に進む距離が23Cよりも長い。パワータップはおそらく23C基準だから、いつもは15km以上走っているだけなのかもしれない。 風とペーシング 今回は行きが追い風になっており、自分は行きで一番力を使った。もう少しで折り返し地点だなーと思ったら9分ちょっとしかたっていなかったのを覚えている。向かい風になるとどうしてもケイデンスが上がらないから、心肺機能をもっと使おうとしても難しいことがある。その点追い風の時はケイデンスが上がりやすいので、追い風の時にこそ頑張ったのは正解だったと思う。 足がしびれなかった 前のTTでは走ってる途中に足がしびれてしまったが、今回はそんなことなかった。というかGiroのインソールで一番高い土踏まずのにしたらしびれにくくなった。自分の土踏まずはそれほど高くないはずなのだが、土踏まずの形だけでどのソールを使えばいいかが決まるわけでもなさそうだ。 肺の使いすぎ 行きから折り返し地点まではいい感じに追い込めていたのだが、ラスト5kmぐらいから肺の使いすぎで横腹が痛くなってしまった。パワーはだだ下がり。心肺機能を追い込むのはいいことだが、脚もバランス良く追い込んでいかないと最後が辛い。 タイヤこすれ ウォームアップ前に泥の中を走ったせいでタイヤとフォーク/シートステイが終始こすれていた。実は自分のオルベア、コンチ4000Sの25Cを付ける場合は、タイヤの一番盛り上がるロゴの部分をチューブのバルブに合わせないといけない。合わせなかったら泥がなくてもこすれる。さすがにレース前にこういう問題が起きるのはうっとおしいし、普段走る時もこすれている音が聞こえるのは嫌なので23Cタイヤにしようかと悩んでいる。 コンチ4000Sの23Cは1本持っているのでこれをリアにして、もっと細い22Cなんかをフロントにしても面白いかもしれない。クリテでコーナーのイン側を攻めにくくはなるだろうが、安全面の理由でそもそもイン側で攻めたくないので25Cによるメリットはあまりないかもしれない。 まあ、同じコンチ4000Sの23Cをフロントにもつけるのが安定だろうけども。 真円39Tインナー これは良かった。登りでぐるぐるまわせたのも良かったし、平地でもQ-Ringsでペダルを押しにくく感じた向かい風の時もインナーで引き足も使って筋肉の一部を休めながら走ることができた。 そして、自分は真円の方が速いんじゃないかと思った。特に登りで引き足を使うと楕円でペダルを押してしかいないのと比べてぐいぐい進んでいく。実際この前ガティノーパークでヒルクライムをしてみたが、42TQ-Ringsで行った時よりも39T真円の方がかなり楽だった。単純に歯数の問題かもしれないが・・。 Q-Ringsのような楕円リングの利点のひとつには、エアロポジションがとれるというのがあるんじゃないかと思う。真円でパワーを出そうとするとどうしても引き足を使いたくなる。でも深い前傾姿勢だと引き足は使いにくい。だからチェーンリングを楕円にして押し足だけする。この点からして、楕円はやはりTT向きなんだなあと思う。逆に誰かの後ろについて走ることのできるクリテではむしろ真円の方がいいし、引き足も使える真円なら楕円よりもパワーのピークを好きなときに出せる。