カーボンのグレードと剛性
新しいロードバイクを選ぶにあたって、かなり困ったことがある。
それがカーボンのグレードと強度/剛性の問題だ。
市場にはハイモデュラスカーボンだとか、ユニダイレクショナルカーボンだとか、色々ありすぎてよくわからない。
逆にどういったカーボンを使っているかを一切公開していないメーカーもある。
Trekとかグレード毎に500カーボンだとか600カーボンだとか書いてあるけど、何を指しているのか理解不能だ。
一番わかりやすかったサイトはここ
http://theprojectjunkie.com/resources-guides-tutorials/39/carbon-fiber-basics.html
モデュラス
このサイトによると、カーボンにはハイとインターミディエイトとローモデュラスがあるらしい。
ハイになればなるほど剛性(stiff)はあがるが、壊れやすくなるらしい。
ローになればなるほど剛性は下がるが、壊れにくくなるらしい。
ハイグレードなロードバイクフレームにはハイモデュラスが使われているが、これは剛性を上げるためではないらしい。
このサイトによると、ハイモデュラスはより少ない素材でローモデュラスと同じレベルの剛性になるらしい。
平たくいえば、ハイモデュラスの利点は重量ということになる。
カーボンファイバーのTow (引っ張り?束?)
1k 1.5k 2k 3k 4k 12kといった数字はTowを示すものらしい。
数字が小さくなればなるほどが使われるカーボン線(?)が細くなるらしい。
ロードバイクのケーブルのようなものだ。
ケーブルはより細いケーブルがくるくる巻かれている。
数字が小さくなればなるほど巻かれるケーブル数が減って、大きくなれば増えるということだろう。
編み方
"Twill, Satin, Plain, Uni-directional (Uni), triaxial"
これらは編み方を指しているものらしい。
よくTowの3kだとか12kを編み方を書いてる人がいるが、間違いのようだ。
読んでもよくわからないのだが、とりあえず編みこみが細かければ細かいほど壊れやすくなるとのことらしい。
カーボン繊維の方向性
Uni or unidirectional cloth
単一指向と呼べばいいのだろうか?
カーボンを横に並べて束ねたもののことを指すらしい。
繊維を引っ張る方向への剛性/強度が高いが、横には弱いらしい。
Bidirectional cloth
一番よく使われる編み方らしい。
二方向性と言えばいいのだろうか?
一番安いらしい。
Triaxial cloth
0 +45 -45度で編むらしい。
三方向性?
Quadaxial cloth
0 +45 -45 90度で編むらしい。
四方向性?
編み方に関しては、おそらくロードにはUDとBidirectionalしか使われていない気がする。
まとめてみたらよけいにわからなくなってきた。
とりあえずわかったのはモデュラスで強度、剛性、重量が変わるということ。
高いフレームにはおそらくハイモデュラスが使われているのだろうが、それはフレーム重量を1kgでも落とす為。
つまり体重を落としきれていない人はハイモデュラスは必要がないということか。
私はダイエット目的でもロードを使うこともあることから、ハイよりローよりの方が合っているかもしれない。
1kg 2kgの重量を気にしないのであればローモデュラスでもハイと同じ剛性が出せるらしいし、より多くの素材を使ったほうが振動吸収性が良さそうである。
ただの偏見かもしれないが。