toraの日記

Status: Compiling Data (Philosophy)...

ホイールを初めて手組してみた その6 スポーク組について学ぶ

その5でスポーク長を決めた。次は実際にどう組むかというところに触れていこうと思う。

スポーク長の計算に使ったEdd Spoke CalculatorにはSpokesとCrossesの項目がある。まずはこれから。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/luntic/20150827/20150827180134.png

leonard.io

Spokes

スポークの本数。少ないと安くなって軽くなるけど、耐久度やパワーの伝導率(?)が落ちるらしい。

パワータップハブを使う事情から、今回は今まで使ってきたEASTON EA70と同じのリア28Hにフロント24Hにした。フロント20Hも考えたけど24HのEA70でもニップルやらスポークが折れることがあった為に24H以下まで減らす気にはなれなかった。体重アルシネ。

 

Crosses

これがちょっとややこしい。1本のスポークが何本のスポークとクロス(交差)するかという数字らしい。今回の記事の残りは全部このクロスの説明に当てようと思う。日本だと〇本組とかいう。いろいろ表現の仕方がある。国のよっても違う。

0クロス

まずこれ。いわゆるラジアル組というもの。

1本のスポークがハブからリムまで他のどのスポークとも交差しない組み方。

ロードバイクではフロントホイールにのみ使う。それかリアの非ドライブ側。

http://www.naturaltouring.com/wp-content/uploads/2010/08/1.jpg

1クロス

1本のスポークが他のスポーク1本とだけクロス(交差)する組み方。

クロスしているスポーク同士のハブのスポーク穴が隣同士になっているのも特徴。2本組というらしい。

http://www.troubleshooters.com/bicycles/wheelbuilding/images/1cross.png

2クロス

結果的に自分が今回やった組み方。”結果的に”というのは理由があるのだが・・。詳しくは実際に組むエントリになってから。

1本のスポークが2度他のスポークとクロスしているのが特徴。まず1クロスのようにスポーク穴の隣同士がクロスする。その次に2穴あけてからクロス。

28Hならたまに使われるらしいんだけど、手組じゃあんまり使われない組み方らしい。手組は32Hがスタンダードだからかな?日本では4本組というらしい。

http://enve.com/wp-content/uploads/2015/01/ENVE_WheelLace31.jpg

 

3クロス

手組では一番使われる組み方で、自分が使っていたPowertap G3のEASTON EA70もこの組み方がされていた。迷ったらとりあえず3クロスがいいみたい。

1クロスのようにスポーク穴の隣同士がクロスし、2クロスのように2穴あけてからクロスし、最後は4穴あけてからクロスする。

http://www.troubleshooters.com/bicycles/wheelbuilding/images/3cross.png

4クロス

ロードじゃほとんど3クロスで4まではあまりやらないみたい。3で良いらしい。

 

クロス数による組み方の違いについて、参考画像。

http://www.sheldonbrown.com/rinard/images/36_24_0123cross.gif

 

クロス数の決め方

WheelBuilderによる解説から引用。

wheelbuilder.org

フロントは以下の通り。

 -20 hole Front (non disc)-Radial, 1 cross, 2 cross
     -24 hole front (non disc)- Radial, 1 cross, 2 cros
     -28 hole front- 1 cross, 2 cross, or 3 cross.
     -32 hole front- 2 cross, 3 cross
     -36 hole front- 2 cross, 3 cross, 

リアは以下の通り。 1xは1クロス、2xは2クロス、3xは3クロスね。Drive Sideはカセットのある駆動側。Non Drive Sideは非駆動側。

 -24 hole Rear- 
          -Drive Side (DS)-2x
          -Non Drive Side (NDS)-radial, 1x, 2x

     -28 hole rear-
          -Drive Side (DS)-2x, 3x
          -Non Drive Side (NDS)-radial, 1x, 2x, 3x

     -32 hole rear-          -Drive Side (DS)-2x, 3x
          -Non Drive Side (NDS)-1x, 2x, 3x 

     -36 hole rear-          
          -Drive Side (DS)-2x, 3x
          -Non Drive Side (NDS)-2x, 3x

さて、自分はここまで勉強してから実際にホイールを組み始めたが、大失敗したのであった・・・。

次回に続く!!!

自分と同じ会社の内定者が動画を作り、youtube上のLike数(高評価数)を競ってます。

ブログへの埋め込みではLikeできないので、youtubeまで行ってLikeしてくれると泣きながら感謝します。面白い記事を書く励みになります(o*>ω<*)o 

応援よろしくお願いします!

youtube