ホイールを初めて手組してみた その6 スポーク組について学ぶ
その5でスポーク長を決めた。次は実際にどう組むかというところに触れていこうと思う。
スポーク長の計算に使ったEdd Spoke CalculatorにはSpokesとCrossesの項目がある。まずはこれから。
Spokes
スポークの本数。少ないと安くなって軽くなるけど、耐久度やパワーの伝導率(?)が落ちるらしい。
パワータップハブを使う事情から、今回は今まで使ってきたEASTON EA70と同じのリア28Hにフロント24Hにした。フロント20Hも考えたけど24HのEA70でもニップルやらスポークが折れることがあった為に24H以下まで減らす気にはなれなかった。体重アルシネ。
Crosses
これがちょっとややこしい。1本のスポークが何本のスポークとクロス(交差)するかという数字らしい。今回の記事の残りは全部このクロスの説明に当てようと思う。日本だと〇本組とかいう。いろいろ表現の仕方がある。国のよっても違う。
0クロス
まずこれ。いわゆるラジアル組というもの。
1本のスポークがハブからリムまで他のどのスポークとも交差しない組み方。
ロードバイクではフロントホイールにのみ使う。それかリアの非ドライブ側。
1クロス
1本のスポークが他のスポーク1本とだけクロス(交差)する組み方。
クロスしているスポーク同士のハブのスポーク穴が隣同士になっているのも特徴。2本組というらしい。
2クロス
結果的に自分が今回やった組み方。”結果的に”というのは理由があるのだが・・。詳しくは実際に組むエントリになってから。
1本のスポークが2度他のスポークとクロスしているのが特徴。まず1クロスのようにスポーク穴の隣同士がクロスする。その次に2穴あけてからクロス。
28Hならたまに使われるらしいんだけど、手組じゃあんまり使われない組み方らしい。手組は32Hがスタンダードだからかな?日本では4本組というらしい。
3クロス
手組では一番使われる組み方で、自分が使っていたPowertap G3のEASTON EA70もこの組み方がされていた。迷ったらとりあえず3クロスがいいみたい。
1クロスのようにスポーク穴の隣同士がクロスし、2クロスのように2穴あけてからクロスし、最後は4穴あけてからクロスする。
4クロス
ロードじゃほとんど3クロスで4まではあまりやらないみたい。3で良いらしい。
クロス数による組み方の違いについて、参考画像。
クロス数の決め方
WheelBuilderによる解説から引用。
フロントは以下の通り。
-20 hole Front (non disc)-Radial, 1 cross, 2 cross
-24 hole front (non disc)- Radial, 1 cross, 2 cros
-28 hole front- 1 cross, 2 cross, or 3 cross.
-32 hole front- 2 cross, 3 cross
-36 hole front- 2 cross, 3 cross,
リアは以下の通り。 1xは1クロス、2xは2クロス、3xは3クロスね。Drive Sideはカセットのある駆動側。Non Drive Sideは非駆動側。
-24 hole Rear-
-Drive Side (DS)-2x
-Non Drive Side (NDS)-radial, 1x, 2x
-28 hole rear-
-Drive Side (DS)-2x, 3x
-Non Drive Side (NDS)-radial, 1x, 2x, 3x
-32 hole rear- -Drive Side (DS)-2x, 3x
-Non Drive Side (NDS)-1x, 2x, 3x
-36 hole rear-
-Drive Side (DS)-2x, 3x
-Non Drive Side (NDS)-2x, 3x
さて、自分はここまで勉強してから実際にホイールを組み始めたが、大失敗したのであった・・・。
次回に続く!!!
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